ACミランの人気は高すぎる?
ACミランとは国内外に数多くのファンを抱える世界有数のサッカークラブである。ロンバルディ地方のミラノを本拠地とし、イタリアのトップリーグ、セリエAに所属している。同じミランを本拠地とするインテル・ミラノとは永遠のライバルであり、街を二分するほどの盛り上がりを見せる。国内では18回のリーグ制覇を果たしており、ヨーロッパのクラブ最強を決めるUEFAチャンピオンズリーグでは歴代2位の優勝7回を誇る。
ACミランは2012年に公表されたデータによると、2010-2011シーズンのクラブ収入は2億3510万ユーロであり、欧州第7位、イタリアでは第1位になるほどの人気クラブである。ファンの数は世界で3番目に多いとされており、名実ともに世界でも有数のビッククラブである。人気の理由としてはパオロ・マルディー二をはじめとしたチーム一筋の選手が数多く存在する点。
選手自身がそれほどまでにチームに愛着を感じているからこそファンもチームを応援し、また選手もこのチームに入りたいという相乗効果が発生すると考えられる。他にはユベントスがイタリア人選手を多く抱え、インテル・ミラノが外国籍選手を多く抱える傾向にあるのに対し、ミランはその中間でバランスが取れている。
だからこそ国内外に数多くのファンを獲得できるのだろう。そしてチームの起源を見てみるとACミランのファンには労働階級層が多くいた。今では偏った支持層は見られなくなったがそんなクラブチームにどこか愛着を感じクラブを愛せざるを得ない不思議な力をこのクラブは持っているのかもしれない。